最近のコメント

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

忍びの国

夏休みの話題作が続々と上映される中、「忍びの国」は頑張っています。

71日の公開から、3週連続で映画館に通いました。さすがに4週目は家族の白い目が恐かったので自重。でも、最低でもあと1回は見に行きたい。あわよくば2回。(今週末から、いよいよ12回の上映になってしまう)

なんせ、映画館まで車で1時間という田舎暮らしのため、仕事終わりに「ちょっくら忍んでくる~」というわけにもいかず、週末土日狙いで3週連続通った自分をまず褒めたい。

そして、同じ映画を複数回観るのは「ダイ・ハード」以来。もっと古くは「少林寺」以来。(うーん昔だなあ)

もちろん、主演が大野さんというのは大きい。

それでも、中身が面白くなかったら複数回は見ないです。 

 

各所で感想が上げられていて、文才のない私は激しく同意するばかり。

単純な勧善懲悪ではない、伊賀側、織田側にそれぞれの正義があり、どちらからも見ることができる物語。だから、見る人によって感じ方が違う。

ほんとうに不思議な作品だと思う。

それは、小説を読んだときから感じていたことで、無門が主人公とされていながら、信雄や大膳が主人公のように感じることもあった。だから、映画になってもその感覚があるのだと思う。

一緒に見た友人は、「平兵衛が嫌い」だと言ったからね。これもまた珍しい感想だと思うのだけれども。

友人は「裏切り者キャラ」が嫌いな性分なのだそうだ。だから、所属する集団がたとえどんな「人でなし」であったとしても、裏切り者は許せない。友人にとっては、伊賀を裏切り、伊勢に寝返って伊賀攻めを進言する平兵衛の所業は言語道断、というわけらしい。だから、最後にその平兵衛に感化されてしまう無門が残念なのだそうだ。

……まあ、そこを言ってしまうと物語にならないのでなんとも言えないが、こうした感想を持つ人も中にはいるということ。

私は、小説とは違う、映画のエンディングが好きだ。

センチメンタルと言われてしまうかもしれないけれど、やはりどこかに救いを求めたい。

序盤の山崎務さんのナレーションで「ここが私の育った国」(うろ覚え)という言葉に、この人は一体誰なんだろう?と思って見ていたけれど、最後にそれがわかった時、「そうきたか」と膝を打ちたくなった。

眩しい緑と空と海の青。エンドロールが流れるあのシーンは、余韻を噛み締めるのにはもってこいの景色だと思う。 

 

大野さんは、素晴らしい映画に出演してくれたなあと思う。

これからも、お芝居の仕事をしてもらえたら嬉しい。舞台は競争率が高すぎるから、やはり映画かな。今回この「忍びの国」を観て、彼にはドラマより映画が合っているような気がした。